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スイッチボットで簡単スマートホーム化させる方法【失敗談有り】

どうも、ラナロウです。今回はスマートホームについてです。

皆さん家のスマートホーム化にどういったイメージをお持ちでしょうか?

「家のスマートホーム化ってやってみたいけど難しそう」

「専門用語が多くてよくわからん」

「どれを買ったがいいのかがわからん」

「マンションとかで使っても大丈夫なんだろうか?」

「ほんとに便利なん?」

恐らくこんな感じのイメージなんかなと。

コロナ禍が進み、在宅ワークが多くなってきた昨今で家のスマートホーム化が注目を浴びてきましたが、
まだまだ導入の敷居が高そうで手が出しづらい方も多いかもしれません。

今回はそういった疑問にお答しながら、できるだけ初心者にもわかりやすく解説していきます。

本記事のコンセプト

家のスマートデバイスを導入して約3年。
今回は、自分が使っているスマートデバイス「スイッチボット」に焦点を当て解説していきます。

導入はさほど難しくありません。
本記事を見ればほぼほぼスマートデバイスを使いこなせると思います。

スマートホームとは?

そもそもスマートホームってなんやねんって方もいらっしゃると思うのでサクッと説明しますね。

スマートホームとは、インターネットで音声デバイス、GPSやセンサー等を駆使して家電を制御し活用している家、もしくは住宅の事です。

のっけから難しい感じに書きましたけど、要はインターネットを経由してスマホや音声で家電を操作するってこと。

家に必ず付いてるであろう家電、エアコンやテレビ、照明なんかをスマホアプリで管理し、外出先で操作したり自動化できます。

使いこなせばとても便利な機能です、ぜひこの機会に覚えていきましょう。

スイッチボットとは?

スマートデバイスのメーカーです。

他社メーカーと比べ製品のラインナップが非常に多く扱いやすく、比較的安価で購入できるため、初心者には導入しやすいメーカーとなってます。

初心者が導入しても大丈夫な理由3選

「こういうのって専用の配線とか家が必要なんじゃないの?」

「家の世帯主じゃないから勝手に導入したら親父に怒られるわ」

「壁に穴とかあけるのは賃貸なんでちょっと・・・」

全部ほぼ大丈夫です。順を追って説明しますね。

どんなに家が古かろうが関係ない

スマートホーム化に家の構造はほぼほぼ関係ないです。

極論、電気とインターネットがあればどの家でも導入は可能です。
家電の操作はすべて無線で行われますので、家の配線も必要ないですし、専用の家に住む必要もありません。

製品の仕様上Wi-fiは必須となります。

今ある家電を買い替える必要はない(一部を除く)

必要なのは家電を操作するデバイスのみ、家電をスマートホーム対応のものに買い替える必要もないし、
導入したからといって既存の家電の使用感が変わるわけでもないです。
なので、テレビの使い方が変わったから父ちゃんにぶっ飛ばされたり、電気のボタンが変わったから母ちゃんにぶっ叩かれる心配はありません。
一部照明等は買い替えなければなりませんが、無理に変える必要はないので大丈夫です。(理由は後述します)

壁に傷付ける製品はほぼない

前述でも説明した通り、すべて無線で制御するので壁を配線したりする必要はほぼ皆無です。
せいぜい電源コードを這わせたりするくらいです。

今回の導入に必要な製品でスマートリモコンというものを、大体家電の集まっている場所に設置する必要があります。

主に壁に掛けて取り付けるのが主流ですが、壁掛け用の金具の取り付けすら無理なのであれば、両面テープがあります。
両面テープも無理なのであればシーリングライトとスマートリモコンが一体になっている製品があります。

スイッチボット専用のLEDシーリングライトで、スマートリモコンが内蔵されています。
これを部屋の照明にするだけで同時にスマートリモコンの役割も果たしてくれます。

導入に絶対必要なもの

大前提のものを4つ紹介します。導入には必須なので必ず用意しましょう。

Wi-fi(インターネット回線)

これがないと始まりません。
家電の操作はすべて無線で行われるのでWi-fiは必須です。

家にインターネット回線はあるがWi-fiが無い場合はWi-fiルーターを買いましょう。

wi-fiルーターは持ってるけどインターネット回線が無いって方はほぼいないでしょうが、
外出先でも家電を制御するのでインターネット回線の契約も必須となります。

モバイルルーターやテザリングでは使わないことをお勧めします。固定回線推奨です。

スイッチボットハブミニ(スマートリモコン)

本記事の主役です。こいつの導入が終わればほぼ8割は終わりです。
残りはお好みのスマートデバイスを追加していく消化試合となります。

スマホ

いうまでもなくスマホ、持っていなければタブレットでも構いません、ガラケーは対応していないのでおとなしくスマホを用意しましょう。
スイッチボット専用のアプリもあるのでこちらも合わせてダウンロードしましょう。

電源(コンセント)

壁のコンセントが近ければそれでいいです。

スイッチボットハブミニを取り付ける近辺に必要です。

難しく考える必要はないです。
大体リビングに取り付けることになるんじゃないかなぁと思うのでコンセントの近くにスイッチボットハブミニを取り付けましょう。

スマートスピーカーも合わせて用意したい

いわゆるアレクサ、ヘイsiri、OKグーグルってやつですね。
一応どのブランドでも使えなくはないようですが、特段理由が無ければアレクサを購入しましょう。

「俺iphoneだからsiriなんだけど・・・」
「androidだからgoogleなんですが・・・」

って人もとりあえずは大丈夫です。

アプリ側でsiriやgoogleの設定項目があるので設定次第で使えるようになります。

Amazon製品でアレクサとの互換性が一番高いので「俺はsiriしか使わねぇ」「googleしか勝たん」って人以外はアレクサにしときましょう。

スイッチボットハブミニの導入

導入のやり方は超簡単です。

まずはハブミニをコンセントに挿してアプリを起動

アカウントを作成を要求されるので作成してください。

画面右上の+ボタンをタップ

デバイスの追加を選択

ハブミニを選択

画面の指示に従い本体上部のボタンを長押し

Wi-fiのSSIDとパスワードを記入

ルームを選択、後で変えれるので適当でいいです。

画像ではシーリングライトとなっておりますが実際はハブミニの画像となっております。

設定完了です。

これで基礎となる導入は終わりです。あとは同じ手順を繰り返してお好みでデバイスを追加するだけです。

特にオススメの使い方

スマート電球+人感センサー

帰ってきた時に玄関の電気が付くシステム。
人感センサーを高めに設置することによって動物等の誤作動を防ぎつつ、照度センサーも付いているので、
昼間の明るいうちは点かずに夜には点くという設定もできます。
動体検出が数分間検知されなかったら電気が消えるという設定もあるので勝手に消えます。

指ロボットで風呂を沸かす

給湯器の風呂自動のボタンの下に設置することによって、外出先から帰る前に操作し、帰ってきたら風呂が沸いているというシステム。
帰ってきてから沸かす必要がないのでこれは非常にオススメ。
風呂は事前に洗っとく必要あり。

壁掛けがダメな時、スイッチボットシーリングライトプロ

賃貸等で壁に傷を付けられない方にオススメ。
ライトとスマートリモコンと二つの役割を果たしてくれる優れもの。
明るさも1%単位でいじれるので非常に使いやすいです。

6畳用、8畳用、12畳用と現時点では3種類選べます

スイッチボットハブ2

最近出たハブミニの上位機。

従来のハブミニの赤外線送信範囲が2倍に。
ON/OFFボタンが付いており、好きなシーンを割り当てることができる。

導入してみての失敗談

手が空いているのなら直接操作した方が早い

製品の仕様上Wi-fiを使用してサーバーを経由して命令するため、レスポンスが若干悪いです。
アプリで操作、もしくは音声操作してから体感2~3秒はかかります。
料理をしてて両手が塞がってる時とかにアレクサに命令するとかなら非常に便利なんですが。
何もしていない時はもともとの電気のスイッチを押した方が早い時がああります。

手の届く範囲で「電気消して」とか言っちゃってる時がある。
正直、そのまま手で物理ボタンを押した方が断然早い。

電気のスイッチとアプリの関係性

自分は玄関、洗面所、階段はすべてスマート電球を使用しているが、こいつらは少々扱いがめんどくさい。
スマート電球はWi-Fiを通してアプリでON/OFFできるのは非常に便利ではありますが、欠点があります。
それは、アプリを操作するときは電気の壁スイッチが常にON出ないといけない、ということです。
つまり、壁の電気のスイッチでOFFにしている状態と壁のスイッチはONでアプリ上でOFFにしている状態は全然違うということです。
察しが良い方はもう気づいたかもしれませんが、電気を物理的に入り切りするスイッチをOFFにするとネットワークもオフラインになるので、
アプリからON/OFFが不可能になるということです。すなわち、アプリ、音声操作と壁スイッチの併用は非常に面倒なとこになるということです。

面倒くさいのは、アプリをOFFにした状態で、壁スイッチをOFFにした時。
まず、壁スイッチをONにしてアプリ側をONにしないと電気は点かない。

結局のところどちらかに限定した使い方をしないといけないことになるため、従来の使い方に戻るハメになります。
なぜなら直接スイッチを押した方が早いから、
歯を磨いた後、洗面所に戻る際にわざわざスマホを出してアプリを起動して洗面所の電気を消す操作を行った後2~3秒後に電気は消える。
どう考えても部屋に戻る時にスイッチの前を通るのであれば直接消した方が早いですよね。

この辺りの操作は上手に折り合いをつけないといけませんね。
アプリからの操作はせいぜい消し忘れの時とかにしといた方が良いかもしれません。

「じゃあスマート電球は買わない方がいいな」


って思った方はちょっと待ってほしい。


実はこのスマート電球、アプリや音声操作を使わずに使用したとしても普通のLED電球よりもかなり優秀です。
それは、明るさと色味を調整できるということです。
普通のLED電球は、商品を選んだ時点で電球の色味は決まっていますが、スイッチボットのスマート電球は明るさと色味を後から調整でき、
壁スイッチを押してOFFにしたとしても、設定した明るさと色味はそのままです。
さらに、電球色(オレンジっぽい色味)から昼白色(白っぽい色味)まで細かな調整ができるため好みの色味にできます。

ON/OFFの関係性を理解すれば普通に優秀な電球な為、上手に使っていきましょう。

照度センサーの精度が微妙


自分は玄関の電気を人感センサーで動体を検知し、照度センサーで暗い時に動体を検知したらONに、明るい状態で2分間動体を検知しなかったらOFFにする、
といった設定にして、手放しでON/OFFをできる環境に成功したのですが、この照度センサーというのが少々調整に難航していまして…
絶妙な明るさに対してONになってくれないんですよね。例えば朝起きた時のまだ明るくなりきってない時間帯とか、夕方のちょっと薄暗い時間帯とか、
今欲しい時に点いてくれないのは多少モヤっとしますが、ここは人感センサーのアップデートか新商品を待つしかないのかなと。

動体検知と照度センサー両方を持っているデバイスではあるが、照度センサーの精度は微妙

数年間使用してみた感想

ここまで約3年間使ってきた自分が意見をまとめるとこうなる。

元のリモコンは取っておいた方が無難

数あるリモコン地獄から解放されるため、非常に便利なスマートデバイスですが、リモコンはなるべくまとめて保管しといた方が良いです。

自分は電気のリモコンを子供にポイされたので、電気の入切はすべてアレクサに任せっきりだったんですが。

ある日、スイッチボットのサーバーに不具合と思われる事象が発生しまして、スイッチボット経由の家電操作はすべてできなくなりました。

幸いすぐに復旧はしましたが、元のリモコンがないと電気も点けれない状況になりかねないので皆さんも気をつけましょう。

自堕落な生活を加速させる可能性がある

家電の操作がほぼアプリと音声操作で完結するため、人間が動かなくなる。
すなわち、夏はエアコンの前から動かなくなり、冬はコタツからでなくなる。
スマートデバイスは己の精神をも蝕む諸刃の剣かもしれない。
使用するときは強い気持ちをもって使おう。

ハイテク技術の関心だけで導入すると腐る可能性

「これと、これを連携させてこれをポチっとすると…ウェーイwww」
とかやってると次の日はもう使ってない、なんてことは十分にありえます。
感覚的には機種変をしたばかりのスマホでやりもしない高スペックのゲームをインストールするとか、
買ったばかりのパソコンでベンチマークソフトを入れまくってスペックを計って優越感に浸る、とかでしょうか。
いずれも数日経てば大体平常運転に戻っているでしょう。
個人的に明確な使用用途が無いまま導入しないよう、もう一度よく考えましょう。

人間が機械に振り回されては本末転倒

機械を使う側は人間です。決して機械に振り回されないように注意しましょう。
大事なのは、直接操作する部分とスマートホーム化する部分を明確にする。です

とはいえ、使いこなせば非常に便利なスマートデバイスばかりです。
皆さんも上手に使いこなして良いスマートホームライフをお楽しみください。
今回は以上になります。

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