どうも、ラナロウです。今回はゲーミングノートPCです。
日本HP OMEN 16(インテル版)のレビューとなります。
まぁ最新機種でもなければ最速レビューでもないわけですが、個人的にはかなりハイスペックで気に入っています。
そんなOMEN 16 の魅力に迫っていければと思います。
とりあえず簡単にスペックをどうぞ。
OMEN 16は何でもこなせる万能機
上記のスペックの通りOMEN 16はやりたいことは大体できます。
もちろん上位スペックのPCなんてものは多数存在するのは当たり前の話ですが、
それを踏まえた上でもかなり高次元にまとまっています。
ゲーミングPCデビューしたい!みたいな初心者さんにもわかりやすくいうと、
他のメーカーのゲーミングPCが特化型の性能をしてると例えるなら、OMEN 16は高水準のバランス型、そんな感じ。
Core i7-12700HとRTX3060搭載でゲームも動画編集もサクサク
ゲーミングPCの最重要部分ともいえるCPUとGPU、この二つが普通に高性能。
第12世代 インテル® Core i7-12700Hと最新世代ではないものの、その性能に全く不足はないです。
動画編集もYOUTUBEに投稿するくらいなら楽勝でこなせるレベル。なんなら4K動画の編集もいけちゃう。
おなじみAPEX LEGENDS、競技設定で大体120~144fpsは安定して出ていた。
GPUもGeForce RTX3060とこちらもゲームプレイには何の不自由もないです。
自分も最近APEX LEGENDSを始めましたがカクツキなんて全く感じたことはないです。
比較的重めもゲームも快適にプレイできるレベル。
重いで有名のファイナルファンタジーXV、高品質でも問題なくプレイできるレベル。
さすがにこれ以上のゲームとなると少し厳しいかも。
16.1インチワイド・フルHD・IPSディスプレイ
ディスプレイ解像度は1920×1080フルHDとかなり良い落としどころだと思いますね。
正直ゲームをプレイする分にはこれくらいで全然十分で、これ以上を求めると値段が爆増します。
ぶっちゃけこっから先はかなり趣味の領域で、少しの画質を数万かけて上げていく世界です。
画面を綺麗に見せるのは良いことですが、結果的に他のスペック要求も上がっていくので、
1フレームを競うゲーマーにとっては足かせにしかなりません。
そんなところにこだわって高いゲーミングノートPCを買うよりも、無難に外部ディスプレイを買いましょう。
リフレッシュレートは144Hz、応答速度7msとこちらも優秀。
こちらもゲームプレイには何の問題ないレベル。
これ以上を求めるのであればGPUの性能が少し物足りないかもしれない。
最新のWi-Fi 6E対応で有線が近くにない人も安心
お家のインターネット環境によっては無線しか使えないっていう人も多いはず、
厳密にはWi-fiルーターが最新のものである必要はありますが、
環境さえ揃っていれば、有線接続に迫る数値を叩き出せる時もあります。
個人的にはWi-fi6でも十分に速度は出ると思いますが、大は小を兼ねる。
選択肢が多いことは良いことですね。
thunderbolt4端子×2で拡張性バツグン
正直ここがOMEN 16を買う上で一番デカいです。
thunderbolt4端子っていうのが控えめに言って神端子でして、要するに最高性能のUSB端子ってことです。
ある程度であればUSBハブのカスケード接続も可能。あ、カスケード接続ってのはタコ足接続ってことです。
これがあるのとないのではノートPCを使う上での軽快さが全然違いますね。
thunderbolt4端子が付いてないゲーミングノートPCモデルも全然存在するんですが、
正直それではノートPCを使う意味合いがガタ落ちなんですよね。
ノートPCの強みって持ち出してナンボだと思うんですよ。
家で使う前提で作られてるゲーミングノートPCとかもちらほら見かけたりするんですが、
じゃあデスクトップPCでよくねぇか?って話になってきますよね。
それくらいノートPCを語る上ではthunderbolt4端子は重要です
自分のデスクもかなりゴチャついてきました。
PCに接続している周辺機器はワイヤレスキーボード、マウスのレシーバー、ゲーミングアンプ、
外付けのSSD、ビデオキャプチャーボード、外部ディスプレイへのHDMI、インターネット接続のLAN端子、スピーカーなど。
これらすべての接続がthunderbolt4端子で補っています。もちろん別途thunderbolt4用のドックは必要ですが…
つまり、出かける際にノートPCを持ち出す時はthunderbolt4端子に刺さっているドックと電源コードを抜くだけです。
そして帰ってきた時はさっき抜いたドックをthunderbolt4端子にさして電源コードをさすだけ、
これで上記の周辺機器がすべて繋がります。ね?神端子でしょ?
なんなら給電も兼ねてるので電源コードも不要ですよ、と言いたいのですが、USBPDの給電は最高100Wしか出ないので、
残念ながら付属の280WのACアダプターを使わないとPCのスペックが著しく落ちてしまってゲームはできたもんじゃないです。
まぁそれを差し引いた上でもthunderbolt4は十分に活躍してくれます。
それがOMEN 16には2つも付いてるんです。ね?神でしょ?
この端子一つですべての外部機器の接続をしています。
thunderbolt4端子はOMEN 16を語る上ではかなり重要な話ですね。
外観
見た目はかなりすっきりしたデザイン。ゲーミングノートPCじゃないといってもわからないレベル。
ひと昔前のゲーミングノートPCはゴリゴリに厳つくて分厚いイメージだったですが、
これだけ薄くて高性能なんですからゲーミングノートPCの技術の進歩を感じますね。
ひと昔前のゲーミングノートPCってもうちょっと分厚かったですよね...
バッテリー電源回り
バッテリー駆動は最大6時間30分、280W ACアダプター付属。
上記でも少し言いましたが、ゲームをプレイする上ではACアダプターの接続は必須。
でなければスペックが著しく低下してしまいます。
つまり、外でバッテリー駆動でゲームのプレイはほぼ無理です。
おとなしくACアダプターを挿しましょう。
逆に高負荷の作業がなければバッテリー駆動でも全然いけます。
例えばカフェでブログの執筆とか、Word、Excelとかの軽めの作業とかですね。
そう考えると外で6時間30も持てば十分すぎるでしょう。
排熱、ファン騒音
こちらもゲーミングノートPCを語る上で重要な部分ですが、
ぶっちゃけPCのスペックとファンの騒音はトレードオフだと思っているので、ゲーミングノートPCを使っていく上では仕方がないのかなと。
たまにこいつスーパーサイヤ人にでもなるんか、ってくらい唸る時がありますが、ヘッドホン等で耳を塞いでいれば多少は気にならないと思います。
ボイスチャットや配信等を視野に入れている人はノイズキャンセリングのマイクを使用する等の対策が必要かもしれません。
あと多分夏は地獄なので、エアコンがある部屋で使いましょうね。
とはいえ高負荷な作業以外は静かなものなので、個人的にはそんなに神経質にならなくてもいいとは思います。
OMEN 16の背面、大型のファンが2基付いているので排熱性能はそこそこある。ファンを循環させるためにスタンド等で浮かせると◎
キーボード回り
キーボード配列は日本語配列が地味に嬉しいところ。
バックライトも発光していかにもゲーミングPCといったところですね。
個人的に気になったのは電源ボタンとOMEN独自のソフトウェア起動ボタンがキーボード配列に組み込まれていて、
DELETEボタンが変な場所に来ているところですね。
電源ボタンくらい別で作ってほしかったですね。
タッチパッドはかなり大きめで操作はしやすいですが、キーボードの右手のポジションがタッチパッドにやや干渉しそうで若干打ちにくかったです。
おそらくゲームプレイ用途で大きめに設計されたんでしょうが、
これを使ってゲームをプレイするといった猛者はそうそういないでしょうから個人的には小さめでもよかったかもしれません。
インターフェース
さきほども言いましたがthunderbolt4が神ですね。
何気に背面にthunderbolt4端子を付けてるのも嬉しい配慮ですね。
横からケーブルが生えてたらカッコ悪いですもんね。
まとめ(良い点)
比較的重めのゲームでもDIscordでボイスチャットをしながら裏でOBSを起動して録画をしていても全くカクつくことはなかった。
微妙な点
いくつか上げましたが、ほぼほぼ周辺機器でどうにでもなります。
なので、実質欠点という欠点は見当たらないです。
総評
個人的には数あるゲーミングノートPCの中でもこれ一択じゃなかろうかと思うほど良い商品。
同価格帯のゲーミングノートPCの中でダントツで性能とコスパが良い。
それくらいバランスよくまとまっていると思っています。
もちろんこれよりハイスペックなゲーミングノートPCは数多く存在しますが、
個人的にこれ以上ハイスペックのゲーミングPCを求めるのであればデスクトップPCをお勧めします。
これ以上のゲーミングノートPCを求めると排熱とファンの騒音がさらに上がっていきます。
特に排熱に関しては顕著で、ノートPC自体がすぐに高温になってしまって本来の性能を発揮できないケースが多いです。
なので無理にハイスペックのゲーミングノートPCを買っても費用対効果は低いと思われます。
ゲーミングノートPCはこの辺りが一番いい塩梅なんじゃないかなって思ってます。